つい出来心で ChatGPT Plus (月額 $20) に課金してしまったら、予想以上によくできていたというお話です。
まずは、こちらの会話をご覧ください。こちらが GPT-4 モデルを使用した、AI とのチャットです。
もうこの会話を見ただけで、素人的には「スゴイ! 後半部分なんてもはやどっちが人間かわからん」と思うのですが、AI 関係の仕事をしている夫に、この会話の特にここがすごいというポイントを教えてもらいました。
まず、「簡単な会話をしたい」「関西人」「短い会話」「気分を盛り上げてくれる」というプロンプトを、最後までちゃんと守ってくれている。設定がブレません。AI は日本語がそんなに得意じゃないけど、関西弁もがんばってる(*´Д`)
次に、「ちょっと難易度上がるけどアコウダイ行こうかなって」「深場の釣りは金がかかる」のあたり。
AI が「アコウダイ」とか「深場」といった単語を理解してるかどうかは知らないけど、「難易度が上がる」という言葉から「チャレンジャーやね」という声がけをして、「深場の釣りは金がかかる」については「確かに金かかるわな。でも、道具揃えたらまた世界が広がるやろうし」って、無難に同意をしつつ気分を盛り上げてくれている。良い雑談になってる。
そして最後に、「成功したら、また報告してな!」と、会話を収束に向けているところ。AI とのチャットは、会話が発散してしまう傾向にある中、この GPT-4 モデルはちゃんと雑談を終えようとしてくれる。
ちなみに、同じプロンプトを GPT-3.5 のモデル(無料で使用できるやつ)で使用した場合は、こんな感じで、全然違う雰囲気になります。
もう最初から「関西人」「短い会話」あたりが抜け落ちている……!(;´Д`)
途中でもう一度「話し相手は関西人」ってプロンプト入れ直していますが、効きません。「短い会話」と指定していますが、会話が収束する気配もありません。
ほんと、GPT-3.5 と GPT-4 って、全然違うんやね(*´Д`)
月額 $20 は結構高いけど、もう無課金に戻れないんじゃないかと心配です。
ちなみに、Chat GPT さんは雑談だけじゃなくて技術的なナレッジも色々と蓄えているので、この記事を書くための Chrome でのスクショの撮り方も教えてもらいました。
結局は、「スクショにマーカー入れたい」という要件で普通に Windows の「画面領域切り取り」でスクショを撮っちゃったのですが、いくつもページをググらなくてもちょっとした HOW TO を教えてくれる Chat GPT さんは有能。
変な広告も(今はまだ)出てこないしな!